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発達障害、成長不全、中耳炎、斜頚、喘息などなど小児期の問題について

こんにちは、新生児の施術も可能な、カムナビです。

 

オステオパシーの得意分野の一つが小児領域です。

私も、発達障害などの障害を持ったお子様をみさせていただいています。

 

オステオパシーが何故、小児領域が得意かといえば、オステオパシーは膜構造に働きかけることが可能だからです。そして、胎児期に発生してしまう身体の問題を診断し、アプローチできるからです。

 

みなさんの骨格は成長すると硬くなりますが、本来は軟骨や膜から発生が始まります。特に、頭蓋骨や骨盤は成人すると癒合して一体化してしまいますが(本当はそうでもないのですが)、小児期にはまだまだ柔らかくて癒合していません。大泉門という額の上の場所がペコペコしてるといえば、みなさんお分かりになるでしょう。

 

胎児期に子宮の中でプレッシャーを受けたり、産道を通るときに骨盤がうまく開かずに強いプレッシャーを受けたり、逆に帝王切開でプレッシャーがなかったり、落ちて頭を打ったり。こういったことがあると、膜に張力がかかってしまい、それが残ってしまうことがあります。この病変が強すぎる場合には、明らかな障害として小児期から何らかの形で現れることになりますが、そうでなくても40代、50代になって身体の補正作用が追いつかなくなったときに、頭痛などの症状として現れたりします。

 

この膜構造の問題に対処するには、筋肉を揉んだり、ストレッチしたり、関節をポキポキ鳴らしたりする方法では無理です。筋膜に働きかけられるオステオパシーの技術ならではこそ、可能なことです。勿論、頭蓋の解剖を隅々まで把握しているオステオパスほど良好な結果をもたらすことができます。

 

オステオパシーが国家資格であり普及が進んでいるフランスでは、産婦人科医がオステオパシーのことを理解しているので、新生児はほぼ全員がオステオパシーを受けているそうです。そこで、胎児期にできた病変がないかチェックされ、病変があれば取り除いておくのです。これで、将来起こるべくして起こったであろう病気が予防されるし、負ってしまった障害の程度も軽くなるのです。

 

本質論を言えば、妊婦の生活やお産自体を現在の不自然な状態ではなく、昔のように自然に近い形に戻せば、オステオパシーすら必要なくなるのかもしれません。

 

ただ、現状はオステオパシーで問題解決できる場面が増えれば良いと思います。地に足の着いたオステオパシーのパフォーマーが増えて欲しいものです。

 

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