創始者スティルの名著『オステオパシーの哲学』を好きなところから翻訳していくコーナー<自然が生んだ溶剤>
オステオパシーの創始者A・T・スティルが著した
名著『オステオパシーの哲学』を
独断で好きなところから翻訳し
ご紹介していくコーナー。
<自然が生んだ溶剤>
脳は身体の他のどの組織よりもまず先に、
リンパ管の神経を洗い流す。
小さいもの、離れているものだからといって、
リンパ管のある部分、あるいはリンパ管の鎖と
直接的に繋がっていない部位はない。
オステオパシー医師には、
自然の治療薬をいつ処方し、
どのように渡し、
管理するのかと考えねばならないことが数多くある。
病気とは、
身体の一部あるいは全身にゆっくりと堆積が起こった結果である。
堆積物は
血液やその他の液体が本来どおりに動いて機能的に作用することを妨げるが、
我々はその堆積物の溶剤を捜し求めようとする。
溶剤は、
生命活動を抑制する何らかの物質から身体を守り、
汚れの無い状態を保つのだ。
我々はリンパ管のことを探求した結果、
それが人間の身体にとって必需品といっていい
魂のようなものだとわかった。
そのときから、それらを働かせることは、
全身に十分に供給できる分泌腺があるのと同じだということを
我々は認めなければならなくなった。
素朴な言葉を借りて表現すれば、
病気とは生命という車輪が汚れすぎただけだということだ。
そうであれば、汚れを洗い流すために、
自然はこの方法を採り入れているというふうに見てとれるだろう。
応用的にいうと、
肺炎は肺という車輪が汚れすぎただけであり、
そうであれば洗い流さなければならないとなる。
リンパ管以上に水を汲むのに適した場所はない。
火事に備えて全ての窓にホースの口を取り付け、
燃える家に水をかける準備ができている消防隊と
違わないのではないだろうか?
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