オステオパシーの創始者、A・T・スティルの貴重な著書
『オステオパシーの哲学』の内容で興味あるところを、
好きなところから翻訳してご紹介していくコーナー。
【筋膜②】
<受胎とは>
胚は父親の筋膜システムから離れると、それ自体がほぼ完全な臓器である子宮の中で生育していく。それは中心であり、起源であり、あらゆる筋膜の母である。胚はそこに宿り、誕生の時まで成長を続け、そして完全なる存在、つまり筋膜に力を与える生命として現れるのだ。
この根拠を元にすれば、受胎、成長、および病気の原因が筋膜にあることが分かるだろう。
この哲学が筋膜を依って立つ根拠に選んだことから、筋膜、そしてその活力との関係に関する話題について、読者にはしばしのお付き合いを願いたい。これは、これまでに人類にもたらされた最も深遠なる生命の問題とまではいかないにしても、その一つとして哲学者に立ちはだかっている。
では、筋膜について少し長く述べていくので、関心をもって読み進めてもらいたい。筋膜は、基本的性質として動物の体のあらゆる部分を覆い、広がり、分割し、細かく分けている。全ての筋肉と筋線維、それに付随する全ての動脈、全ての線維や要素を取り囲み、貫いている。大規模なリンパ管群を含む静脈系もそうである。リンパ管群は生命の水を供給している。静脈血が心臓へ向かう途中で粘性が高くなりすぎたときに、それを減じるのに利用される。血液は浄化されて入れ替えられた後に動脈へと戻って巡回し、本部からこの生命という偉大な動く軍隊、つまり今、我々が語っている実体の哨兵へと栄養し、供給する。
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